尿管膀胱移行部における解剖学的構造に間する研究

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タイトル別名
  • THE STUDY ON ANATOMICAL STRUCTURE IN THE URETEROVESICAL JUNCTION

説明

16例の正常尿管膀胱移行部の解剖学的構造を microdissection 法および組織学的方法によつて調べた結果次の所見を得た.<br>1. 膀胱壁内尿管は膀胱後面の縦走筋によつて絞扼されるような形態をとる.<br>2. 尿管裂孔より上方1~2cmの部位より intramural segment に至る尿管はその走向に平行して走行する periureteral sheath によつて全周を取り囲まれており, この periureteral sheath は主として膀胱の縦走筋, 一部は輪状筋と膠原線維より成り, 故に膀胱由来である.<br>3. 壁内尿管の屋根部および底部には尿管と直交する厚い膀胱収縮筋が存在する.<br>4. 尿管筋線維は膀胱壁外では mesh 状を呈するが壁内では縦走するようになり, 尿管口を越えたあとは左右一体となり superficial trigonal layer を形成後大部分は精丘に至るが一部は膀胱三角部粘膜下に終る.<br>5. この superficial trigonal layer の下には膀胱輪状筋が存在し, これはさらに深層の縦走筋と一部交錯し mesh 状を呈し一部 periureteral sheath へ筋線維をおくる.<br>これらの所見よりVUR防止に対するUVJの役割りについて以下のごとく考えた.<br>膀胱収縮筋の緊張および収縮による壁内尿管の絞扼および圧迫, 膀胱三角部の緊張および収縮による壁内尿管の長さの増大かつ内腔の狭小化, さらに periureteral sheath の収縮による尿管内腔の狭小化によつてVURは防止される.

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