水銀の大気中移動・運命研究パートナーシップにおける現状と課題

  • 鈴木 規之
    (独)国立環境研究所 環境リスク研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status on the Introduction of UNEP Global Partnership for Air Transport and Fate Research
  • スイギン ノ タイキ チュウ イドウ ・ ウンメイ ケンキュウ パートナーシップ ニ オケル ゲンジョウ ト カダイ

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説明

水銀の大気中移動・運命研究パートナーシップは,国連環境計画 (UNEP) により設置されているグループで,水銀の大気中移動・運命に関して各国が共同して国際的な理解を増進しようとするものである。本パートナーシップは,イタリアをリード国として2005年に設立され,現在までカナダ,日本,南アフリカ,米国,およびElectric Power Plant Institute (EPRI),Natural Defense Council (NRDC),AMAP (Arctic Monitoring and Assessment Programme) Mercury expertsおよびUNEPが参加している。これまで,地球規模での水銀の発生源,各国での水銀観測の成果,地域および地球規模モデルなどを中心に,各国あるいは研究機関の成果に基づくとりまとめを行ってきたので,本稿ではそれらについて概要を紹介する。

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