研究会 HANPフォーラム2000 テーマ : 心不全治療のcardioprotection―慢性期から急性期へ― 末期的心不全に対する外科的治療法としての左心補助人工心臓と心臓移植

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タイトル別名
  • Left ventricular assist system and heart transplantation as surgical options for end-staged heart failure

抄録

末期的心不全40例に国循型体外設置方式の補助人工心臓(VAS)を施行した結果,全例に循環動態の改善が認められ,VAS離脱の4例中1例は死亡したが3例は通常の生活に復帰し,7例は平均330日の補助後に心臓移植が行われた.また,非離脱死亡は18例で,そのうち補助30日以内の死亡は2例のみで,移植待機中が10例であった.施行中は11例で補助期間は67~707日である.<BR>日本心臓移植ネットワーク登録例の47例について,VAS装着は28例で渡航移植が取り消しとなった2例中1例はLVAS補助により自己心機能が回復し離脱した. 移植待機中の23例中9例がLVAS装着,3例が強心薬補助中である.国内移植施行の6例中5例がLVAS装着例であったが,5例は退院し,うち3例は復職した.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 34 (1), 54-57, 2002

    Japan Heart Foundation

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205487945856
  • NII論文ID
    130004136313
  • DOI
    10.11281/shinzo1969.34.1_54
  • ISSN
    05864488
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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