<I>Pseudomonas aeruginosa</I>及び<I>Serratia marcescens</I>に対するSisomicin, Gentamicinとeracillin, Cefmetazole間の併用に関する細菌学的研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDIES ON THE COMBINATION ACTION OF SISOMICIN, GENTAMICIN AND PIPERACILLIN, CEFMETAZOLE AGAINST <I>PSEUDOMONAS AERUGINOSA</I> AND <I>SERRATIA MARCESCENS</I>

抄録

Sisomicinは放線菌Micromonospora inyoensisの産生するAminoglycoside系抗生物質である。本剤はGentamicin同様幅広い抗菌スペクトラムを有し, その抗菌力はGMよりやや強く, Pseudomonas aeruginosa及びStaphylococcus aureusに対する殺菌率はGMより優れており, 又in vivoの効果はGMに比べ優れていると報告されている1~6)。<BR>Aminoglycoside系抗生物質は同じ蛋白合成阻害作用を示すMacrolide, ChloramphenicolあるいはTetracycline系抗生物質と異なり, 短時間内に非常に優れた殺菌作用を示す切れ味の良い抗生物質と言われている。しかし, 第8脳神経障害や腎毒性などの副作用を有するために使用時には注意が必要と思われる。これらの副作用の軽減あるいは相乗効果による抗菌力の増強の目的でPenicillin系あるいはCephem系抗生物質との併用が考えられる。今回, 我々は比較薬としてGMを用い, Penicillin系抗生物質としてPiperacillinを, Cephem系としてはCephamycin系抗生物質のCefmetazoleを用い,in vitro及びin vivoにおける併用効果をP.aeruginosa並びにSerratia marcescensを試験菌として用い, 検討を行つたので報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205489718912
  • NII論文ID
    130004393764
  • DOI
    10.11553/antibiotics1968b.36.37
  • COI
    1:CAS:528:DyaL3sXitV2lsbo%3D
  • ISSN
    21865477
    03682781
  • PubMed
    6221130
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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