症例 冠状静脈洞調律と isolated persistent left superior vena cava

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タイトル別名
  • Isolated persistent left superior vena cava

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説明

われわれは,心内奇形の合併を伴わない純型左上大静脈遺残症の2学童児例を経験した. 2例とも冠状静脈洞調律を呈していることが分った. 左上大静脈遺残症と冠状静脈洞調律の関係に関する従来の報告は, すべて心内奇形の合併例に基づいてなされているが, この報告により, 両者の関係がより明確にされたと考える. さらに運動負荷心電図より, 冠状静脈洞調律を呈する正常学童に比べて. 左上大静脈遺残を伴う学童においては, その冠状静脈洞ペースメーカの能力は,はるかに高いと推定した.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 6 (10), 1462-1466, 1974

    Japan Heart Foundation

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