血液疾患及び固形腫瘍に併発した重症感染症に対するImipenem/Cilastatin sodiumの臨床的検討

書誌事項

タイトル別名
  • CLINICAL EVALUATION OF IMIPENEM/CILASTATIN SODIUM AGAINST SEVERE INFECTIONS COMPLICATED WITH HEMATOLOGICAL DISORDERS AND SOLID TUMORS

説明

血液疾患及び固形腫瘍に併発した重症感染症に対し, Imipenem/Cilastatin sodium (IPM/CS) を投与し, 有効性及び安全性の検討を行った。<BR>有効性評価対象症例は75例で, 血液疾患37例での有効率は73.0%であり, 固形腫瘍38 例での有効率は71.1%であった。単独投与66例での有効率は72.7%であり, 他剤併用9例での有効率は66.7%であった。初回使用35例での有効率は71.4%であり, 他剤無効40例での有効率は72.5%であった。血液疾患での好中球数と有効性の検討では, 好中球数100個/mm3以下の症例での有効率は101個/mm3以上の症例に比較して有意に低下していた。<BR>副作用4例, 肝機能検査異常5例が認められたが, いずれも軽度且つ一過性であった。<BR>以上の結果から, IPM/CSは血液疾患及び固形腫瘍患者に併発した重症感染症に対し, 極めて有効且つ安全な抗生剤であると考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205494318080
  • NII論文ID
    130004394915
  • DOI
    10.11553/antibiotics1968b.42.2566
  • COI
    1:STN:280:DyaK3c7jsVaktw%3D%3D
  • ISSN
    21865477
    03682781
  • PubMed
    2614913
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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