グリコペプチド系抗生物質テイコプラニンの新規TDM解析支援ソフトウエア (Ver.2.0) の開発

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タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF NEW SOFTWARE (VER. 2.0) BASED ON THE BAYESIAN ESTIMATION UTILIZED IN THE THERAPEUTIC DRUG MONITORING OF TEICOPLANIN, A GLYCOPEPTIDE ANTIBIOTIC
  • グリコペプチド系抗生物質テイコプラニンの新規TDM解析支援ソフトウェア(Ver.2.0)の開発
  • グリコペプチドケイ コウセイブッシツ テイコプラニン ノ シンキ TDM カイセキ シエン ソフトウェア Ver 2 0 ノ カイハツ

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抄録

グリコペプチド系抗生物質テイコプラニンの投薬開始前の初期投与計画及び投薬開始後に用量調節を行うためのベイズ推定法を簡便に行うことのできる解析支援ソフトウェア (Ver.2.0) を新たに開発した。本ソフトウェアは,(1) 初期投与計画の策定,(2) ベイズ推定法による血中濃度推定及び (3) シミュレーション (今後の投与計画の策定) の3つの機能を持つ。ベイズ最小二乗法によるパラメータ推定にはMULTI2 (BAYES) を引用し, ベイズ推定に用いるテイコプラニンの母集団薬物動態モデル及びパラメータとして, 国内成人120例の患者データからNONMEM法による推定された結果を用いた。本解析ソフトウェアのバリデーションとして, 新規患者の初期投与計画からベイズ推定までを実施し, 予測値と実測値の比較を行った結果, 良好に一致することが確認された。新規ソフトウェアは, 臨床現場におけるテイコプラニン投与計画の支援に有用であると考える。

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