尿路感染症分離抗菌に対する経口並びに注射用抗菌・抗生剤の抗菌力比較 (第8報1986年)

書誌事項

タイトル別名
  • COMPARATIVE STUDIES ON ACTIVITIES OF ANTIMICROBIAL AGENTS AGAINST CAUSATIVE ORGANISMS ISOLATED FROM URINARY TRACT INFECTIONS (1986)
  • I. SUSCEPTIBILITY DISTRIBUTION
  • その1. 感受性について

抄録

1986年7月から10月までの間に, 8施設の臨床医により, 尿路感染症の原因菌と認められた菌株を調査用紙と共に, 順天堂大学医学部中央臨床検査室に集め, 菌種の同定を行い, その各種薬剤感受性をMIC2000を用い測定した。総菌株数は924株で, 測定に用いた薬剤は菌種によつて相違があるが, 総計34種である。菌種別にみると, Escherichia coliが最も多く, Pseudomonas aeruginosa, Enterococcus faecalis, Serratia marcescens, Klebsiella pneumoniae,Citrobacter freundii, Proteus mirabilis, コアグラーゼ陰性Staphylococci, Staphylococcus aureusと続く。これら菌種で全分離株の79.7%を占めた。<BR>本年度は新たにグラム陽性菌には, Flomoxef, Imipenem (IPM), 抗緑膿菌作用をIPM, Ciprofloxacin, Norfloxacin及びアミノ配糖体系薬剤の種類を増やして調査した。これら薬剤は一般に強い抗菌力を示した。従来からの調査薬剤は菌種によつて差があるが, いわゆる第3世代セフェム系薬剤はP.aeruginosaを除くグラム陰性菌に対して比較的強い抗菌力を示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205495095680
  • NII論文ID
    130004394893
  • DOI
    10.11553/antibiotics1968b.42.2141
  • COI
    1:STN:280:DyaK3c7ht1OqsQ%3D%3D
  • ISSN
    21865477
    03682781
  • PubMed
    2691714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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