新規イミダゾール系抗真菌剤Omoconazole nitrateの表在性皮膚真菌症患者新鮮分離株に対するin vitro抗真菌活性

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  • <I>IN VITRO</I> ANTIFUNGAL ACTIVITY OF OMOCONAZOLE NITRATE, A NOVEL IMIDAZOLE ANTIMYCOTIC DRUG, AGAINST CLINICAL ISOLATES FROM PATIENTS WITH CUTANEOUS MYCOSIS

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表在性真菌症患者から新鮮分離したTrichophyton rubrum47株, T. mentagrophytes22株, Microsporam gypseum 1株, Candida albicans serotype A24株, C. albicans serotype B3株に対する新規抗真菌剤Omoconazole nitrate (OMZ) のin vitro抗菌活性について既存のイミダゾール系抗真菌剤Bifonazole (BFZ) とCasitone培地を用いた寒天希釈法で比較検討した。その結果, これらの臨床新鮮分離株のうち皮膚糸状菌70株に対するOMZのMIC値は≤0.04~0.63μg/ml, BFZは≤0.04~1.25μg/mlの範囲に分布し, 幾何平均MIC値で比較すると対照薬剤のBFZより強い抗菌活性を示した。Calbicans27株に対するOMZのMIC値の範囲は0.16~25μg/mlで, BFZ (1.25~5μg/ml) よりも強い抗菌活性を示した。以上のようにOMZは皮膚真菌症起因菌の新鮮分離株に対して優れたin vitro抗菌活性を有することが確認された。

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