咽頭梅毒の1例

  • 林 明俊
    Department of Otolaryngology, Chidoribashi Hospital

書誌事項

タイトル別名
  • Syphilis of the pharynx: A case report
  • 最近の文献的考察

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説明

32歳男性の咽頭梅毒症例を報告した. 主訴は咽頭の異和感であり, 初診時, 右の前口蓋弓から口蓋扁桃にかけてのびらん性病変を認めた. 咽頭梅毒を疑い血清検査と病理検査で確定診断した. 最近は本邦でも咽頭梅毒症例が散見されるようになってきた. これは性行動の自由化, 性風俗形態の多様化にて梅毒の形態も変化がみられるようになり, 咽頭梅毒が増加してきたためと考えられる. 今後は耳鼻科を受診する咽頭梅毒もまれにはありうるものと考えられ, この疾患の存在を忘れてはならない.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205500785664
  • NII論文ID
    130004133249
  • DOI
    10.11334/jibi1954.39.3_403
  • ISSN
    04477227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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