アレルギー性鼻炎における鼻汁中好酸球数と症状との関連についての検討
書誌事項
- タイトル別名
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- The relationship between the nasal symptoms and the eosinophil count in patients with perennial allergic rhinitis The effect of cetirizine hydrochloride (Zyrtec®)
- 塩酸セチリジン (ジルテック®) を用いて
抄録
2001年3月-2002年5月までに久留米大学医学部附属病院耳鼻咽喉科に来院した通年性アレルギー性鼻炎患者17例に対して塩酸セチリジンを4週間投与し、その前後における鼻症状ならびに鼻汁中好酸球数の変化を検討した。その結果、塩酸セチリジンの投与前に比べて、投与4週間後にはアレルギー性鼻炎の三大症状であるくしゃみ、鼻漏、鼻閉のいずれも有意な改善が認められ、鼻汁中好酸球数も有意に減少した。鼻症状と好酸球数の関連については、塩酸セチリジンの投与4週後の各鼻炎症状と好酸球数の相関および、各症状の改善度と好酸球数の変化の相間は有意なものではなかったが、鼻閉と好酸球数、鼻閉の改善度と好酸球数の変化には有意な相関はなかったものの相関傾向が認められた。
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 51 (4), 282-287, 2005
JIBI TO RINSHO KAI
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205501155200
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- NII論文ID
- 130004133629
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- ISSN
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可