KTPレーザーによる声帯血管拡張性病変の光凝固療法

DOI 被引用文献2件
  • 平野 滋
    Department of Otolaryngology-Bronchoesophagology, Kyoto Medical Center
  • 山下 勝
    Department of Otolaryngology Head and Neck Surgery, Kyoto University Hospital
  • 高北 晋一
    Department of Otolaryngology-Bronchoesophagology, Kyoto Medical Center
  • 北村 守正
    Department of Otolaryngology-Bronchoesophagology, Kyoto Medical Center

書誌事項

タイトル別名
  • Photocoagulation of microvascular lesions of the vocal fold using KTP laser

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説明

声帯の血管拡張性病変は、それ自体が声帯振動を障害することがあり、また出血性ポリープの原因にもなる。治療においては鉗除やCO2レーザーが使用されてきたが、より声帯粘膜組織の温存のためにKTPレ-ザーを用いた光凝固治療を試みた。6例に対し血管拡張性病変の光凝固をラリンゴマイクロサージャリー下に行ったところ、光凝固は容易に可能であり、粘膜上皮を温存したまま病変を凝固することができた。術後声帯振動に対する障害は認めず、全例音声機能が改善した。KTPレーザーによる光凝固治療は声帯血管拡張性病変の治療に容易かつ安全な治療法と考えられた。

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被引用文献 (2)*注記

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