-
- 板垣 慎一
- 東京大学農学部実験動物学教室
-
- ペトゥルチェリ ミゲル A.
- 東京大学農学部実験動物学教室
-
- 土井 邦雄
- 東京大学農学部実験動物学教室
書誌事項
- タイトル別名
-
- Histochemical Study on the Bile Duct System of Normal Mongolian Gerbils
- 正常スナネズミ胆管系の組織化学的研究〔英文〕
- セイジョウ スナネズミ タンカンケイ ノ ソシキ カガクテキ ケンキュウ エイ
この論文をさがす
抄録
正常スナネズミ胆管系を組織化学的に検索した。胆管と胆嚢の上皮細胞の腔側細胞膜および細胞膜下の細胞質は, 過ヨウ素酸シッフ (PAS) , アルシアン・ブルーpH2.5 (AB) および高鉄ジアミンAB染色に陽性を呈し, 核上部にPAS弱陽性顆粒状物質が認められた。レクチン組織化学的には、本細胞は, Concanaualia ensiformis (Con A) , Dolichos biflorus (DBA) , Glycine max (SBA) , Ulex europeas-I (UEA-I) およびTriticum vulgarus (WGA) に対する結合部位を有していた。一方, 胆管周囲腺の上皮細胞は上記のいずれの染色に対しても陰性であった。以上の光顕的検索結果ならびに過ヨウ素酸メセナミン銀およびレクチン (DBA, WGA) を用いた電顕的検索結果から, 正常スナネズミの胆管系では胆管および胆嚢の上皮細胞が末端シアル酸・硫酸基を持つムチンを分泌しており, このムチンのレクチン組織化学的性状は, マウスやラットの胆管周囲腺の上皮細胞から分泌されるムチンのそれと同様であることが示唆された。
収録刊行物
-
- Experimental Animals
-
Experimental Animals 40 (2), 153-160, 1991
公益社団法人 日本実験動物学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205501333760
-
- NII論文ID
- 130005000873
- 130006134973
-
- NII書誌ID
- AN00104954
-
- ISSN
- 18817122
- 00075124
-
- NDL書誌ID
- 3724196
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可