SD-JCL系ラットにおける自然発生腫瘍について

書誌事項

タイトル別名
  • Spontaneous Tumors in Aged SD-JCL Rats
  • SD JCLケイ ラット ニ オケル シゼン ハッセイ シュヨウ ニ ツイテ

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説明

SD-JCL系ラットについて自然発生腫瘍を生涯観察した。全腫瘍発生率は雄60%, 雌95%であった。腫瘍は内分泌腺に発生したものが大部分であり, これらのうち下垂体前葉腫瘍が最も高率で, 雄31%, 雌66%であった。乳腺腫瘍は雄7%, 雌62%であり腫瘍発生率の性差は乳腺腫瘍発生率の差に原因していた。<BR>最も早期に発生したのは骨髄性白血病であり, 5ヵ月令で発生した。膵ラ氏島細胞腫瘍, 甲状腺腫瘍は晩発生であり, 24ヵ月以上の生存例に高率であった。

収録刊行物

  • 実験動物

    実験動物 26 (1), 13-21, 1977

    公益社団法人 日本実験動物学会

被引用文献 (5)*注記

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