肥満を含む循環器リスクファクターの重積と脳卒中発症リスクの検討 日本動脈硬化縦断研究(JALS)0 次統合研究
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- 大橋 靖雄
- 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻生物統計学 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 島本 和明
- 札幌医科大学 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 佐藤 眞一
- 千葉県衛生研究所 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 磯 博康
- 大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座公衆衛生学 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 喜多 義邦
- 滋賀医科大学医学部社会医学講座公衆衛生学部門 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 北村 明彦
- 大阪府立健康科学センター健康開発部 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 斉藤 功
- 愛媛大学大学院医学系研究科公衆衛生・健康医学 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 清原 裕
- 九州大学大学院医学研究院環境医学講座 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 河野 宏明
- 佐賀大学医学部循環器・腎臓内科 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 中川 秀昭
- 金沢医科大学公衆衛生学 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 豊嶋 英明
- 安城更生病院健康管理センター 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 安藤 高志
- 日本臨床研究支援ユニット 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 田栗 正隆
- 横浜市立大学学術院医学群臨床統計学・疫学 横浜市立大学附属市民総合医療センター 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 原田 亜紀子
- 財団法人パブリックヘルスリサーチセンターストレス科学研究所 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
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- 上島 弘嗣
- 滋賀医科大学医学部生活習慣病予防センター 日本動脈硬化縦断研究(JALS)グループ
書誌事項
- タイトル別名
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- Association of obesity and other cardiovascular risk factors with stroke The Japan Arteriosclerosis Longitudinal Study– Existing Cohorts Combined (JALS-ECC)
- ヒマン オ フクム ジュンカンキ リスクファクター ノ ジュウ セキ ト ノウソッチュウ ハッショウ リスク ノ ケントウ : ニホン ドウミャク コウカ ジュウダン ケンキュウ(JALS)0ジ トウゴウ ケンキュウ
- Meta-analysis identifies common variants associated with body mass index in east Asians
- Mice Lacking Hypertension Candidate Gene ATP2B1 in Vascular Smooth Muscle Cells Show Significant Blood Pressure Elevation
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説明
目的 前向きコホート研究の個票ベースのメタアナリシスにより,メタボリックシンドロームを構成するリスク因子の重積と脳卒中発症の関連に肥満の有無が影響を与えているかを明らかにする。<br/>方法 1985年以降にベースライン時調査が行われた合計10コホート19,173人を対象とした。メタボリックシンドロームを構成するリスク因子を国内の 8 学会合同の診断基準を参考に定義し,リスク因子(血圧高値,脂質異常,高血糖)の保有数と BMI25(kg/m2)以上で定義した肥満の有無の組み合わせによってリスクの階層化を行った。Poisson 回帰モデルを用いて脳卒中発症の調整済みハザード比と人口寄与割合を群ごとに算出した。<br/>結果 平均7.1年の追跡期間中,374件の脳卒中の新規発症が観察された。肥満の有無に関わらず,最も保有割合が高いリスク因子は血圧高値であった。リスク因子 0 個の非肥満群を基準とした脳卒中発症ハザード比は,リスク 1 個の非肥満群,リスク 2 個以上の非肥満群でそれぞれ,2.48(95%信頼区間:1.75–3.5),3.75 (2.58–5.45),リスク 1 個以下の肥満群,リスク 2 個以上の肥満群でそれぞれ2.38 (1.58–3.59),3.26 (2.11–5.02)であり,いずれも有意なリスク増加が認められた。脳卒中発症に対する人口寄与割合は,リスク 1 個の非肥満群が23.3%で最も高く,次いでリスク 2 個以上の非肥満群であった。リスク 1 個以下の肥満群では8.1%,リスク 2 個以上の肥満群では8.0%であった。病型別の検討でも同様の傾向が認められた。<br/>結論 リスク因子の重複は肥満の有無によらず脳卒中発症リスクを上昇させ,脳卒中罹患者数の増加に対する寄与は非肥満者でのリスク因子保有の方が肥満者より大きいと考えられた。以上より,わが国においては内臓型肥満を前提とするメタボリックシンドローム対策のみでは十分ではなく,個々のリスク因子に注目した脳卒中予防対策が依然として重要であることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本公衆衛生雑誌
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日本公衆衛生雑誌 58 (12), 1007-1015, 2011
日本公衆衛生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205504347904
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- NII論文ID
- 10030270240
- 130004626304
- 20001562040
- 20001231413
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- NII書誌ID
- AN00189323
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC38zhtVShsw%3D%3D
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- ISSN
- 21878986
- 15461718
- 15244563
- 05461766
- 10614036
- 0194911X
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- NDL書誌ID
- 023420467
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可