M/M/1待ち行列モデルに基づく過渡状態におけるMTO対MTS最適生産-在庫政策

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タイトル別名
  • Optimum Production-Inventory Policy for MTO versus MTS under Transitional State Conditions Based on the M/M/1 Queuing Model
  • M M 1 マチ ギョウレツ モデル ニ モトヅク カト ジョウタイ ニ オケル MTO タイ MTS サイテキ セイサン ザイコ セイサク

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抄録

製造企業では, 生産-在庫システムのコスト最小化が必要とされる.生産-在庫政策には二つがあり, 最終製品在庫を保持する場合をMTS (Make To Stock)政策, 逆に, 保持しない場合をMTO (Make To Order)政策という.Arreola-Risaらは, 生産-在庫システムモデルとして, M/G/1待ち行列モデルを仮定し, MTOとMTSのいずれを採択するかの最適判定条件を明らかにした.しかし, そこでは, MTSが採択されたときの最適な基点在庫レベルの決定については論じていない.そこで, 廣田らは, 生産-在庫システムモデルとしてM/E_r/1待ち行列モデルを仮定する代わりに, MTO対MTSのいずれを採択するかの最適判定条件に加えて, MTSが採択されたときの最適な基点在庫レベルも併せて決定した.ただし, それらは定常状態(t→∞)のもとでの議論であり, 時間要素が考慮されていない.本論文では, 生産-在庫システムモデルとして, M/M/1待ち行列モデルを仮定する代わりに, 時間要素を考慮した過渡的な状況下において, MTO対MTS最適生産-在庫政策の決定について論じる.

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