鶏頭水煮を使った解剖実習

書誌事項

タイトル別名
  • Anatomical Exercise using “Boiled Chicken Head”: Regarding the “Body structure and functions of animals” in 2<sup>nd</sup> Grade Lower Secondary School Science
  • 鶏頭水煮を使った解剖実習 : 中学校理科の第2学年「動物の体のつくりと働き」において
  • ケイトウ ミズニ オ ツカッタ カイボウ ジッシュウ : チュウガッコウ リカ ノ ダイ2 ガクネン 「 ドウブツ ノ カラダ ノ ツクリ ト ハタラキ 」 ニ オイテ
  • ―中学校理科の第2学年「動物の体のつくりと働き」において―

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抄録

本研究の目的は, ドッグフード「鶏頭水煮」を使った解剖実習を中学校の理科の授業で実践し, 解剖実習を通して得られたデータについて, 性(男子, 女子)を視点として分析し, 鶏頭水煮を使った解剖実習の有効性について議論することであった。中学校の第2学年の単元「動物の体のつくりと働き」で, 解剖実習を実施し, その有効性について議論した結果, 明らかになったことは次の①~④の4点である。①鶏頭水煮を使った解剖実習では, 男女の別なく, 生徒が脳の各部位を概ね良好に認識することができた。②男女の別なく, 解剖実習を通して「解剖に対する意識」がポジティブな方向へ変容した。③解剖実習中, 男女の別なく, 学習意欲が概ね高い状態で維持され続けた。④解剖実習が男女の別なく, 「神経系のつくりや働きに興味がある」や「生命を大切にしたい」という生徒の意識にネガティブな影響を及ぼしていなかった。

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 56 (3), 337-346, 2015

    一般社団法人 日本理科教育学会

参考文献 (3)*注記

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