在宅高齢者の運動習慣と身体・認知・心理機能との関連

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タイトル別名
  • Exercise Habits Improve Physical, Cognitive and Psychological Functions in the Elderly at Home

説明

本研究は、地域在住の高齢者181名(平均年齢74.3±5.7歳)における運動習慣の有無と身体・認知・心理機能を調査し、それらの関連性について検討した。運動習慣有り群81名と無し群100名の身体・認知・心理機能について、性と年齢を調整した共分散分析で比較した結果、運動習慣有り群は無し群に比べて、下肢筋力や歩行能力などの身体機能、知的機能や注意機能などの認知機能、主観的健康感や生活満足度などの心理機能が有意に良好な値を示した。これらの知見から、高齢者が運動を定期的に行うことは、高齢者の健康増進に結びついていることが示された。とくに、下肢筋力や歩行能力などの身体機能、および注意機能の老化抑制効果が期待でき、転倒予防につながる可能性がある。さらには、知的機能の低下を抑制する効果や精神的健康状態を高める作用も期待できることから、高齢者の効果的な介護予防の手段として期待される。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205508917376
  • NII論文ID
    130004623064
  • DOI
    10.11331/jjbm.15.1
  • ISSN
    21880085
    13416790
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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