救急外来における院内トリアージの実態

  • 国島 正義
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター
  • 松尾 直樹
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター
  • 竹田 明希子
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター
  • 村尾 正樹
    国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター
  • 今井 秀樹
    東京医療保健大学大学院看護学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The actual situation of the in-hospital triage in the emergency visit: Based on the judgment of the nurse at in-hospital triage paper induction
  • 救急外来における院内トリアージの実態 : 院内トリアージ用紙の運用と看護師判断についての調査から
  • キュウキュウ ガイライ ニ オケル インナイ トリアージ ノ ジッタイ : インナイ トリアージ ヨウシ ノ ウンヨウ ト カンゴシ ハンダン ニ ツイテ ノ チョウサ カラ
  • ―院内トリアージ用紙の運用と看護師判断についての調査から―

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抄録

<p>目的:院内トリアージ用紙の運用の効果と院内トリアージにおける看護師の判断の実態,および看護師の行う院内トリアージに関する問題点,改善点を明らかにすること。方法:実際に院内トリアージを行った1,382件を集計し解析を行った。また,トリアージナース18名を対象とした看護師判断の質問紙調査を行った。結果:院内トリアージでは呼吸数,および二次トリアージの記入率が低い結果となり,質問紙調査でも他の項目に比べて呼吸数と二次トリアージを必ず記入するという回答率は低かった。呼吸数の記入率に対して,看護師経験年数,体温,血圧,SpO2,および意識レベルの記入が関連しており,二次トリアージの記入率には,看護師経験年数,一次トリアージ評価,およびSpO2の記入が関連していた。結論:トリアージナースによる院内トリアージ用紙の運用では,呼吸数および二次トリアージ評価の記入率が低く,その記入率に影響する因子が明らかとなった。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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