当院における上部尿路結石に対するTULの臨床的検討

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  • トウ イン ニ オケル ジョウブ ニョウロ ケッセキ ニ タイスル TUL ノ リンショウテキ ケントウ

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抄録

【目的】当院においてTULにて治療した上部尿路結石について臨床的検討を行った.<br> 【対象と方法】2002年4月から2010年3月までの8年間にTULを施行した229例(男性156例,女性73例).平均年齢は57.2歳(21-88)であった.尿管結石の砕石には硬性尿管鏡を用いLithoclastによる砕石を,腎結石には軟性尿管鏡を用いホルミウムYAG(Ho-YAG)レーザーによる砕石を行った.TUL施行後1ヶ月以内に完全排石,また4mm未満の残石を認めるものも含め有効とした.<br> 【結果】有効症例は193例(84.3 %),部位別ではR2:5/17(29.4%),R3:20/29(69.0%),U1:67/79(84.8%),U2:32/34(94.1%),U3:69/70(98.6%)であった.<br> 【結論】TULは尿管結石に対しては有用な方法であるが,20mm以上の腎結石に対しては十分な治療効果が得られなかった.

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