長径2cm以上の腎結石に対するTULの治療成績:SWL,PNLとの比較

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  • チョウケイ 2cm イジョウ ノ ジンケッセキ ニ タイスル TUL ノ チリョウ セイセキ : SWL,PNL ト ノ ヒカク

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抄録

【目的】長径2cm以上の腎結石に対する軟性尿管鏡とHo-YAGレーザーを用いたTULの有用性を検討した.<br> 【方法】2005年1月から2011年7月までに長径2cm以上の腎結石に対してTUL,SWL,PNLのいずれかで治療を行った症例を対象に治療成績と合併症を検討した.<br> 【結果】TULを25例,SWLを42例,PNLを11例に施行した.TULの平均治療回数は1.5回,結石消失率が88.0%,合併症の発生率は28.0%であった.SWLの平均治療回数は4.5回,結石消失率は35.7%,合併症の発生率は35.7%であった.PNLの平均治療回数は1.4回,結石消失率は45.5%,合併症の発生率は45.5%であった.平均治療回数(p>0.0001)と結石消失率(p=0.0002)で3群間に有意差を認めた.<br> 【結論】 TULは長径2cm以上の腎結石においても有効な治療方法と考えられた.

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