副腎腫瘍のradiofrequency ablation

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  • フクジン シュヨウ ノ radiofrequency ablation

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抄録

副腎機能を温存する良性副腎腫瘍に対するfocal therapyとして,高リスク,高齢者,美容的見地から摘除術を拒否する患者には,局所麻酔下で行う経皮的ラジオ波凝固療法(RFA)は,合併症も少なく安全に施行でき,局所制御に優れた代替治療法となり得る.また,長期予後があまり期待できないような転移性副腎腫瘍に対するRFAは,患者のQOLの観点から見ても,良い適応であると思われる.focal therapyには,不完全な切除,細胞破壊による腫瘍残存と再発の可能性があるが,特に経皮的RFAは,容易に繰り返しの治療が可能であり,将来有望な治療法となり得ると思われる.

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