書誌事項
- タイトル別名
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- Issues about the implementation of Rapid Response System (RRS) at Shimane prefectural central hospital
- シマネ ケンリツ チュウオウ ビョウイン ニ オケル Rapid Response System (RRS)ドウニュウ ノ ケイカ ト カダイ
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説明
<p>目的:島根県立中央病院ではRapid Response System(RRS)を導入する際に,当院の課題を抽出し対応を検討した後に運用を開始した。開始後1年間の結果を分析し,導入後の課題を再評価した。方法:RRSの要請記録および電子カルテを分析し結果を検討した。結果:導入後1年間のRRS 要請症例は187件,要請内容の内訳は循環器系78件,呼吸器系53件,神経系34件,全般事項9件などであった。要請者の9割以上が看護師であり,RRS要請時心肺停止(CPA)であった症例は開始後6カ月(前期)で15件あったが,その後の6カ月間(後期)では3件と有意に減少していた。考察:CPA症例が減少した要因としては,異常が発生した早期に,かつ呼吸器系の理由で要請され,それに対する処置が奏功した可能性が示唆された。これらの結果を踏まえて,今後は客観的な指標を取り入れて効果を検証していく必要がある。その他の課題としては,継続的な教育,コードステータスの理解と導入,データの確実な登録と解析,フィードバック体制の周知と管理部門の継続的なサポートなどがあげられた。</p>
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 20 (4), 608-615, 2017
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205509357312
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- NII論文ID
- 130006035040
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- NII書誌ID
- AA1124939X
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- NDL書誌ID
- 028522543
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可