後腹膜アプローチ

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  • アトバラマク アプローチ

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  後腹膜アプローチによる腹腔鏡下腎部分切除術は腎腫瘍に対する低侵襲手術として理想的な術式と考えられる.しかし,狭い操作腔に加え鉗子操作の難易度は高く,温阻血時間(WIT)の延長や後出血,尿漏等の合併症リスクが高まる傾向にある.これらを改善する目的でロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RALPN)を導入し,2012年末までに6例に施行した.腫瘍径は15-35mm,WITは17-44分.術後合併症や後出血はなく,切除断端はいずれも陰性.また,術前後のeGFR変化は軽微であった.ロボット支援の導入により,狭い後腹膜腔においても低侵襲で有効かつ安全な治療が可能であった.さらに,最近の症例で導入した4thアームの追加やAirSeal System等も,より安定した手術操作のために有用性と考えられた.

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