乳酸菌及びビフィズス菌の消化管定着機構の解明と感染予防への応用

書誌事項

タイトル別名
  • Study of the adherence properties of  <i>Lactobacillus</i>  and  <i>Bifidobacterium</i>  species to intestinal tract and application to the prevention of pathogenic infection
  • 平成29年度日本酪農科学会奨励賞 受賞記念総説 Study of the adherence properties of Lactobacillus and Bifidobacterium species to intestinal tract and application to the prevention of pathogenic infection
  • ヘイセイ 29ネンド ニホン ラクノウ カガクカイ ショウレイショウ ジュショウ キネン ソウセツ Study of the adherence properties of Lactobacillus and Bifidobacterium species to intestinal tract and application to the prevention of pathogenic infection

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説明

<p> LactobacillusBifidobacteriumは哺乳類の消化管に広く生息する共生細菌である。これらの細菌にとって宿主腸粘膜に対する付着性を有することは腸内環境での定着や生存を有利にすると考えられている。これまで筆者は,細菌と宿主腸粘膜の相互作用に着目し,LactobacillusBifidobacteriumにおいて複数の付着因子を同定し特徴付けてきた。さらに見出された付着特性を利用し,病原細菌との付着部位の競合を利用した感染予防の有用性を証明してきた。本総説では,LactobacillusによるCampylobacterHelicobacterの感染予防に関する取り組みとそのメカニズムについて論じるとともに,最近筆者らが見出したBifidobacteriumの糖質分解酵素を介した付着機構について紹介する。</p>

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