小児低形成腎/機能低下腎に対する腹腔鏡下腎摘除術の臨床的検討

  • 高橋 正幸
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 小森 政嗣
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 香川 純一郎
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 仙崎 智一
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 布川 朋也
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 武村 政彦
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 高橋 久弥
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 山本 恭代
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 山口 邦久
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 井崎 博文
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 福森 知治
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科
  • 金山 博臣
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部泌尿器科

書誌事項

タイトル別名
  • ショウニ テイケイセイジン/キノウ テイカジン ニ タイスル フククウキョウ カジンテキジョジュツ ノ リンショウテキ ケントウ

この論文をさがす

説明

  当科において小児の低形成腎/機能低下腎に対する鏡視下腎摘除術を再検討した.1993年12月より,低形成腎/機能低下腎の小児10例に対し,鏡視下腎摘除術を施行した.年齢の中央値5.5歳,男1例,女9例.尿管異所開口に伴う低形成腎8例,巨大尿管症,高度VURによる機能低下腎が各1例.手術は,経腹膜的アプローチ5例,後腹膜的アプローチ5例,手術時間中央値は167分.術中合併症はなく,術後合併症は,皮下気腫1例,発熱1例.術後鎮痛剤は,3例は使用なし,7例は術後に坐薬を1~数回使用.食事開始は中央値で術後1日目,歩行開始日中央値は術後1.5日.術後入院期間中央値は4.5日,術後から退院可能日までの中央値3.0日.小児の低形成腎/機能低下腎に対する鏡視下腎摘除術は,術後の疼痛も少なく,美容的にも良好で,標準的な低侵襲手術である.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ