夏季における<i>Lactococcus lactis</i> H61含有ヨーグルトの摂取が中高年女性の肌及び体調に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of oral administration of fermented milk made by <i>Lactococcus lactis</i> H61 on skin and body health in middle-aged women during summer
- 夏季におけるLactococcus lactis H61含有ヨーグルトの摂取が中高年女性の肌及び体調に及ぼす影響
- カキ ニ オケル Lactococcus lactis H61 ガンユウ ヨーグルト ノ セッシュ ガ チュウコウネン ジョセイ ノ ハダ オヨビ タイチョウ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
<p> 著者らはLactococcus lactis H61の摂取により,春季,冬季におけるヒトの肌の状態の改善(乾燥の抑制等)を報告している。本研究では夏季におけるH61株の当該効果を調べるために,被験食品として,一般的なヨーグルト用たね菌で製造したヨーグルト(標準ヨーグルト),これにH61株を加えて発酵させたヨーグルト(H61ヨーグルト)を用い,二重盲検にて2013年6月上旬からこれらのいずれか85g/日を健康な中高年層の女性(22名:40歳~74歳)に4週間摂取させ,摂取前後及び摂取終了1ヶ月後に,頬及び前腕の水分量,頬の油分量,血管年齢を測定した。ヨーグルト摂取終了後,摂取終了1ヶ月後に肌の状態(17項目),体調(22項目)について自己評価をさせた。その結果,両方のヨーグルト群で,摂取4週間後に頬及び前腕部の水分量,頬の油分量が増加し,ヨーグルト摂取終了1か月後でこれらの値が低下する傾向が見られた。摂取ヨーグルトの違いは肌の機器分析項目,血管年齢に影響を及ぼさなかった。ヨーグルト摂取終了後,終了1ヶ月後の肌の状態,体調のカテゴリーにおける自己評価では,調査時期によらずいずれの項目においても改善度合いに両群で有意な差は認められなかったものの,摂取終了1ヶ月後でH61ヨーグルト群のみで,肌,体調の評価が高くなる傾向が得られた。自己評価の効果の数値化の検討も含め,今後サンプルサイズを大きくし,摂取期間を長くして夏季におけるH61株の効果を検証する必要がある。</p>
収録刊行物
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- ミルクサイエンス
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ミルクサイエンス 66 (1), 1-7, 2017
日本酪農科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205509748480
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- NII論文ID
- 130005606736
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- NII書誌ID
- AA11125739
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- ISSN
- 21880700
- 13430289
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- NDL書誌ID
- 028175181
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可