二価金属イオンが <i>Lactobacillus gasseri</i> SBT2055の「ガセリシン T」生産に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of divalent metal cations on production of gassericin T by <i>Lactobacillus gasseri</i> SBT2055
- Effect of divalent metal cations on production of gassericin T by Lactobacillus gasseri SBT2055
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抄録
ガセリシン T (GT)は,ヒト腸管より検出される乳酸桿菌 Lactobacillus gasseri により生産される二成分性バクテリオシンである。また,当研究室で分離したヒト乳児由来の GT 生産 LA158株を含む L. gasseri は,改良乳培地で良好に生育するものの,乳中に豊富に存在する二価金属イオンにより LA158株の GT 生産は抑制されることが知られている。本研究により,GT 生産株として最初に見出された,抗肥満効果を有する L. gasseri SBT2055は,MRS 培地にて二価金属イオン(Mg2+,Ca2+, Mn2+, Fe2+ および Zn2+)の添加により濃度依存的に GT 生産が抑制されることが判ったが,LA158株における抑制濃度(Mg2+ および Ca2+)とは異なっていた。また,200 mM の二価金属イオン添加では,良好に生育するにもかかわらず,GTの生産は完全に消失した。さらに,二価金属イオンのキレート剤で食品添加物であるクエン酸三ナトリウム(TSC)の添加によりGT 生産は回復した。以上の結果から,ヨーグルト製造においてスターターの生育を阻害せずに,GT 生産性のプロバイオティック L. gasseri 株を効果的に添加・利用出来るものと考えられた。
収録刊行物
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- ミルクサイエンス
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ミルクサイエンス 63 (3), 129-135, 2014
日本酪農科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205510223872
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- NII論文ID
- 130005003554
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- NII書誌ID
- AA11125739
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- ISSN
- 21880700
- 13430289
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- NDL書誌ID
- 025998582
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可