Hybrid Emergency Room設立にむけた診療放射線技師としての運用効果

  • 伊藤 正博
    大阪府立急性期・総合医療センター医療技術部放射線部門
  • 中 智章
    大阪府立急性期・総合医療センター医療技術部放射線部門
  • 中森 靖
    大阪府立急性期・総合医療センター救急診療科
  • 和田 大樹
    大阪府立急性期・総合医療センター救急診療科
  • 藤見 聡
    大阪府立急性期・総合医療センター救急診療科

書誌事項

タイトル別名
  • Introduction of multifunctional emergency room
  • Hybrid Emergency Room セツリツ ニ ムケタ シンリョウ ホウシャセン ギシ ト シテ ノ ウンヨウ コウカ

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抄録

外傷初期診療ガイドラインでは,プライマリーサーベイにおいてCT検査は推奨されていない。しかし当センターでは,初期段階でCT検査を積極的に行い早期に的確な治療を開始することで,患者の予後を改善できると考えた。そこで今回,初療室を取り巻く環境を見直し,新たな高機能初療室(hybrid emergency room)を構築するため,初療室に世界で初めてIVR-CT装置を導入し,患者搬入時より装置の寝台を初療台として活用する方式を考案した。そこでは,初療室の機能に加え,CT検査,IVR,緊急手術が行えることを設計の目標とし,その結果,高機能初療室の運用の有効性が認められたので報告する。

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