書誌事項
- タイトル別名
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- 神経筋電気診断 Case of the Issue(No. 4)Lambert-Eaton筋無力症候群
- シンケイキン デンキ シンダン Case of the Issue(No. 4)Lambert-Eatonキン ムリョク ショウコウグン
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説明
<p>LEMSは非特異的な疲労感が主訴となることが多いが, 近位筋の筋力低下と腱反射の低下, 口渇を認める患者をみたときにはLEMSを疑う必要がある。診断は手筋のCMAP振幅低下を確認し, 筋収縮後のCMAP振幅の増大をみることで容易に行える。10秒間の筋収縮終了直後に電気刺激を加え, 60%以上の振幅増大を認めたときにはLEMSの可能性がきわめて高い。神経末端のP/Q型電位依存性Caイオンチャンネルに対する抗体の存在が本症候群の原因であり, 陽性率は約90%である。対症療法として抗コリンエステラーゼ剤のほか3,4ジアミノピリジン (3,4 DAP) が有用である。悪性腫瘍を伴う場合は原因治療および免疫治療が, 伴わない場合は対症療法を中心として長期のフォローアップが重要である。</p>
収録刊行物
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- 臨床神経生理学
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臨床神経生理学 44 (1), 28-35, 2016
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205511502720
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- NII論文ID
- 130005401992
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- NII書誌ID
- AA11410258
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- ISSN
- 2188031X
- 13457101
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- NDL書誌ID
- 030738638
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可