回腸導管造設術後の上部尿路結石に対し逆行性尿路砕石術が有効だった1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of retrograde ureteroscopic lithotripsy via ileal conduit after urinary diversion
  • 症例報告 回腸導管造設術後の上部尿路結石に対し逆行性尿路砕石術が有効だった1例
  • ショウレイ ホウコク カイチョウ ドウカンゾウセツジュツゴ ノ ジョウブ ニョウロ ケッセキ ニ タイシ ギャッコウセイ ニョウロ サイセキジュツ ガ ユウコウ ダッタ 1レイ

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説明

<p> 症例は67歳,女性.55歳時に子宮頸癌に対し,広汎子宮全摘術,骨盤内リンパ節郭清術を施行した.術後放射線療法を施行中,両側水腎症を来たした.腎瘻では管理困難な反復性尿路感染症のため,58歳時に回腸導管による尿路変向術を施行した.術後,尿路感染症を起こすことなく経過した.しかし今回,発熱,右側腹部痛を訴え受診.CT検査で,右総腸骨動脈交叉部に9mmの結石が嵌頓し,それに伴う水腎症,腎盂腎炎を認めた.透視下で逆行性に尿管ステントを留置したのち,逆行性砕石術を施行.周術期に合併症を認めず,現時点で結石の再発を認めていない.回腸導管に対する逆行性尿管ステント留置,砕石術に関する文献的考察を加え,報告する.</p>

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