この論文をさがす
説明
間歇的胃内持続吸引法により, 呑気 (どんき) による吸収障害が改善した症例を経験した. 症例1は53歳, 男性. 呑気により, 麻痺性イレウス出現. 間歇的胃内持続吸引法を開始し, 9日間で改善した. 症例2は22歳, 男性. 覚醒時に呑気がみられ, そのための腹部膨満により, 注入困難となった. 間歇的胃内持続吸引法と十二指腸チューブからの注入を行い, 改善した. 間歇的胃内持続吸引法の条件は, 圧-30cmH2O, 吸引時間30秒, 休止時間30秒とし, メラサキューム® (泉工医科工業製) により, 吸引した. 吸引された胃液はソリタ-T2®液による全量補正とした. 間歇的胃内持続吸引法は呑気症に対して有効な治療であり, 今後, さまざまな使用法について検討を重ね, 治療として間歇的胃内持続吸引法を確立していきたい.
収録刊行物
-
- 脳と発達
-
脳と発達 43 (2), 139-140, 2011
一般社団法人 日本小児神経学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205518182528
-
- NII論文ID
- 10029386643
-
- NII書誌ID
- AN0020232X
-
- ISSN
- 18847668
- 00290831
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可