IMP-Graph Plot法の検討

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  • MS法、ARG法と比較して

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〈目的〉現在,IMP を用いた脳血流定量シンチはmicrosphere 法(MS 法),autoradiography 法(ARG 法)が 一般的である。しかし,これらの方法は動脈採血が必要で あり侵襲性があることが問題点であった。最近,動脈採血 が不要なGraph Plot 法が開発されたが,血中から脳への 移行はマイクロスフェアモデルである。しかし,Graph Plot 法の平均脳血流量(mCBF)はARG 法を元に得られ る。そこで,MS 法を元にしたGraph Plot 法が臨床使用 に値するかARG 法を元にした場合と比較することにより 検討した。<br> 〈方法〉当院で行われた脳血流定量シンチ10例にてMS 法,Graph Plot 法,ARG 法を同時に行った。Graph Plot により肺動脈(PA)と脳のROI サイズからStandardized values of F by ROI(SFR)を算出し,当院のMS 法で算 出した平均脳血流量(mCBF)とSFR の相関式を作成し た。また同様に当院のARG-SFR の相関式を作成し,MSSFR の式と比較した。それぞれの方法で前大脳動脈領域 (ACA),中大脳動脈領域(MCA),後大脳動脈領域 (PCA),視床領域(Thalamus),小脳領域(Cbll)の脳 血流量(rCBF)を求め,MS 法で得られたrCBF とGraph Plot 法で得られたrCBF との相関式を作成した。同様に ARG 法とも比較した。定量は自動ROI 設定ソフトFlexer を用いた。<br> 〈結果〉当院で得られたMS-SFR の相関式は相関があっ た。またMS-SFR の式はARG-SFR の式と同様な相関が あった。また,MS 法で得られたrCBF とGraph Plot 法 で得られたrCBF にも相関があった。<br> 〈結語〉Graph Plot 法もMS 法と同様なrCBF を得るこ とができる。よって臨床使用に値するということが示され た。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205518979968
  • NII Article ID
    130006945538
  • DOI
    10.14879/nnigss.58.0.247.0
  • ISSN
    18801730
    18801749
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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