混合性四肢麻痺を呈する患者の全身性の筋緊張亢進に対するtizanidine (hydrochloride) (テルネリン<sup>®</sup>) 持続注入の効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effectiveness of continuous infusion of tizanidine (Ternelin<sup>®</sup>) via a feeding tube for patients with the mixed type of tetraplegia
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説明
【目的】混合性四肢麻痺を呈する患者の過度な筋緊張亢進に対して様々な経口筋弛緩剤の間欠投与が行われるが, 十分な効果が得られないことが多い. Tizanidine (テルネリン®) は速効性のある筋弛緩剤だが半減期が短く効果が持続しない欠点がある. 【方法】各種経口筋弛緩剤の間欠投与では緊張緩和が得られない混合性四肢麻痺を呈する5例に対して, 経腸成分栄養 (ED) チューブからミルクまたは経腸栄養剤に混ぜてtizanidineを長時間かけて持続的に注入し, 有効性を後方視的に検討した. 【結果】5例中4例は筋緊張亢進状態が改善し, 心拍数の低下, 睡眠時間の増加を認めた. 【結論】Tizanidineの持続的な注入は従来の間欠投与と比較して, より患者のquality of lifeの改善に寄与できる方法である.
収録刊行物
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- 脳と発達
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脳と発達 47 (1), 28-31, 2015
一般社団法人 日本小児神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205519816064
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- NII論文ID
- 130005005748
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- ISSN
- 18847668
- 00290831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可