地域紙「高山市民時報」の記事にみる観光まちづくりに対する住民の意見の変遷

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書誌事項

タイトル別名
  • The transition of residents' opinions about tourism-based community development in articles on local newspaper "Takayama Shimin Jiho"

抄録

本研究は、まちなみ観光地として発展を遂げてきた岐阜県高山市において、地域紙「高山市民時報」の記事から読み取れる住民の意見の変遷を、同市におけるまちづくりの展開ならびに観光の発展と比較しながら論じたものである。分析の結果、高山では、まちづくりという側面においては、行政の施策と住民の意識とが比較的合致しており、そのことが結果的に「古い町並み」を核とする観光地としての発展に結びついたと考えられる。他方、観光という側面においては両者とも一貫性に乏しく、観光地としての発展やその方向性に関して対立する構図がみられた。また、近年においては、高山が観光への依存度を高めてきたことによる地域社会のひずみが、住民の意見としても現われている。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 41 (0), 286-286, 2006

    公益社団法人 日本都市計画学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205521694848
  • NII論文ID
    130006946984
  • DOI
    10.11361/cpij1.41.0.286.0
  • ISSN
    1348284X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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