子どもの視点に基づく通学路環境の評価に関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • Research on children's consciousness to the environment of school routes

抄録

現在、全国の小学校では自宅と学校を往復するための道である通学路が定められており、子どもたちは登下校の際にその決められた道を通ってくるよう学校から指導されている。近年では登下校中の児童を狙った路上犯罪の増加により、通学路の安全面の強化が図られている。しかし一方で、通学路とは子どもが多くの時間を費やす場所であるため子どもが楽しんで通うことの必要性も重視されてきており、子どもが成長する中で友達や地域の人と交流し季節の変化に気づくような魅力的な通学路が望まれている。このような背景のもとで、本研究では子どもの視点から現在の通学路環境に対する意識調査をすると共に、子どもが考える理想の通学路についても調査した。それらの調査データを統計的手法によって検討した結果、子どもにとって嫌うことなく通うために必要な通学路環境は、通学路の清潔感、安全性であり、一方で自然環境(植物、生物、小川)も求められていることがわかった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 43 (0), 70-70, 2008

    公益社団法人 日本都市計画学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205521892224
  • NII論文ID
    130006947145
  • DOI
    10.11361/cpij1.43.0.70.0
  • ISSN
    1348284X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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