事務部門TQM活動

DOI
  • 斉藤 綾子
    愛知県厚生農業協同組合連合会 江南厚生病院

書誌事項

タイトル別名
  • 救外マスターズ

抄録

当院は、尾張北部医療圏にある678床の急性期病院です。本年度より事務部門として部署内で少人数チームを編成し、TQM活動への取り組みを始めました。<BR> <テーマ>入院担当者5人で結成しました我がチームは、日直業務の個人の知識のばらつきに着目しました。日直当番は数か月に一度しかなく、毎回何かを忘れていたり、突発的な対応に困惑したりします。そういった知識や対応のばらつきを改善できないものかと考えました。<BR> <要因分析>事務職員対象のアンケートを実施しました。内容は、電話・受付対応で困った経験、日直業務で不安要素がある項目です。すると、やはり担当の業務以外の項目に自信がないという意見をたくさんいただきました。もちろん日直マニュアルは救急外来窓口に設置してありますが、日々増え続ける情報によりどこに何のマニュアルがあるか分からないような状態でした。<BR> <対策>日直業務の中でも比較的頻度の高い項目に絞り、シンプルなマニュアルの作成を考えました。アンケート結果より_丸1_POSレジ操作_丸2_日報作成方法_丸3_古い紙カルテ等の取り寄せ_丸4_松葉杖の貸出手続き_丸5_書類等の13項目について作成しました。<BR><対策実施>出来上がったマニュアルを救急外来に設置し、2か月間の試行期間を設け、その後再びアンケートを実施しました。<BR> <結果>再アンケート内容は自分が知らない項目があったか、これからの日直業務の中でこのマニュアルを活用していけそうかの2点です。その結果100%の方に上記項目について『はい』という回答をいただけました。<BR> <まとめ>今回の活動により、マニュアルを作る際には頻度の高いものから並べ変えることなど、乱雑に増えていくだけの情報を追加するだけでなく、使いやすさの点で工夫が必要と感じました。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205522470528
  • NII論文ID
    130006947344
  • DOI
    10.14879/nnigss.60.0.370.0
  • ISSN
    18801730
    18801749
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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