リウマチ性疾患における血清IgG4値の検討
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- 山本 元久
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 西本 憲弘
- 和歌山県立医科大学医学部 免疫制御学講座
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- 田邉谷 徹也
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 苗代 康可
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 石上 敬介
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 清水 悠以
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 矢島 秀教
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 小原 美琴子
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 鈴木 知佐子
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 高橋 裕樹
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
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- 今井 浩三
- 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 癌制御分野
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- 篠村 恭久
- 札幌医科大学医学部 内科学第一講座
抄録
【目的】IgG4関連疾患(IgG4-RD)は、高IgG4血症と臓器中の著明なIgG4陽性形質細胞浸潤を特徴とする疾患である。しかし近年、他の疾患でもIgG4高値を呈することが判明した。従来、自己免疫性膵炎(AIP)に関して、胆膵疾患を対照にした調査はされているが、リウマチ性疾患を対照にしたデータはない。そこで今回、リウマチ性疾患や他疾患での血清IgG4値を改めて検討し、リウマチ医にとってIgG4-RDの診断のための最適なカットオフ値を求めた。 【方法】当科を受診した418名(内、IgG4-RD102名、多中心性キャッスルマン病(MCD)は、和歌山県立医科大学よりデータ提供)を対象に、血清IgG4値を測定し、各疾患の平均値および高IgG4血症を呈した症例の頻度を解析した。IgG4-RDの診断はミクリッツ病、AIP診断基準に従った。対照をリウマチ性疾患とした場合の、IgG4-RDの診断のための最適なカットオフ値をROC曲線から解析した。 【結果】IgG4高値は、IgG4-RD以外に、血管炎、MCD、好酸球性疾患、一部の関節リウマチ、強皮症で認められた。最適なカットオフ値は144mg/dLで、その際の感度は95.1%、特異度は90.8%であった。 【結論】IgG4-RD以外でも高IgG4血症が確認された。血清IgG4高値はIgG4-RDの確定診断ではなく、補助診断として使用すべきである。
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会総会抄録集
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日本臨床免疫学会総会抄録集 39 (0), 145-145, 2011
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205523829632
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- NII論文ID
- 130006948096
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- ISSN
- 18803296
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可