健常中高齢者の咳嗽力と呼吸機能との関係

DOI
  • 小原 滉平
    社会医療法人寿楽会 大野記念病院 リハビリテーション部
  • 岩 祐生輝
    特定医療法人中央会 尼崎中央病院 リハビリテーション科
  • 山科 吉弘
    藍野大学 医療保険学部

抄録

<p> 【目的】咳嗽能力は感染防止機能の一つとされており、今回は咳嗽能力と肺機能の関係を明らかにする。【対象】健常中高年者16名を対象に身長・体重・Body Mass Index(BMI)・腹囲・肺活量・1秒量・CPFを計測した。【結果】PFの平均値は288.5±94.2L/minであった。CPFと肺活量との間には有意な正の相関(r=0.66)を認め、年齢との間には有意な負の相関(r=-0.59)を認めた。【考察】CPFは肺活量と相関を認めたことから咳嗽能力には吸気量が影響していることが考えられ、深吸気が重要であることが示唆された。また年齢と負の相関を認めたことから、加齢による変化を生じうる可能性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205524658176
  • NII論文ID
    130005845924
  • DOI
    10.14911/biophilia.2016.0_17
  • ISSN
    18848699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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