我が国における科学技術情報政策 科学技術週間記念セミナー「情報サービスの国際化にいかに対処すべきか」

書誌事項

タイトル別名
  • The National Policy for Scientific and Technical Information in Japan. From the Science and Technology Week's Special Seminar as to "How to Cope with a Trend towards the International Cooperation of Information Service"
  • ワガクニ ニ オケル カガク ギジュツ ジョウホウ セイサク カガク ギジュツ

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抄録

科学技術に国境はないといわれるように,科学技術情報は本質的に国際的性格をもち,情報サービスは国際的ネットワーク化の方向に動いている。コンピュータやデータ通信技術の最近の進歩により,科学技術情報サービスにおいては,情報が計算機可読のデータベースとして生産され,オンラインネットワークにより提供されるようになってきているが,わが国は欧米などに比較してファイルの規模が小さく,また,情報サービスが十分成長していないため,外国機関に依存する割合が高く,逆に,わが国から外国への情報の提供は十分に進んでいない。外国のものを利用するについても,わが国自体の情報活動の基盤を整備し,ギブ・アンド・テイクの国際協力活動を進めていく必要がある。NISTの整備においても,総合センターと専門センターとを結ぶ大きな規模で利用しやすい体制を作りあげていかなければならないと考える。

収録刊行物

  • 情報管理

    情報管理 22 (3), 145-152, 1979

    国立研究開発法人 科学技術振興機構

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