カソードルミネッセンス像による水晶の成長履歴の解析

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タイトル別名
  • CL image analysis for growth history of quartz crystal

抄録

水晶には産地ごとに、晶相・晶癖の違いが認められ、多くの結晶外形が観察・報告されてきた。このような外形はさまざまな成長段階を経た後の産物であり、成長の環境変化に伴って結晶形態は変化する。このため、形態的特徴を捉えるには、外形だけではなく、各成長段階での形、すなわち、成長縞を観察する必要がある。本研究では、様々な産地・産状の違いによる形態の特徴を捉えることを目的として、水晶の成長縞ならびに内部組織をカソードルミネッセンス(CL)法、エッチング法、および偏光顕微鏡観察法観察し、比較・分類した。内部組織の解析ならびに比較によって、その成長パターンならびに成長組織は4つのタイプに大別した。このようなタイプのちがいは成長時の温度の違いが強く関係していると考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205544785664
  • NII論文ID
    130005468448
  • DOI
    10.14824/jakoka.2012.0_85
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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