大分県木浦鉱山地域に産する未知鉱物
書誌事項
- タイトル別名
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- Unknown mineral from Kiurakozan, Oita Prefecture, Japan
抄録
大分県佐伯市木浦鉱山地域に分布するスカルン型鉱床の一つから、鉄とマグネシウムの含水のヒ酸塩あるいはケイ酸塩鉱物を見出した。この鉱物は長さ約1mmの乳白色の繊維状ないし柱状で,石英を伴う砒鉄鉱の晶洞に、あるいはその表面に砒灰鉄鉱,スコロド石と共に産する。1つの柱状鉱物試料の組成像では,輝度の高い(A)部分とやや暗い(B)部分が見られた。A部分のEPMAによる化学分析値は、鉄、マグネシウムのケイ酸塩あるいは砒酸塩鉱物を示し、B部分はマグネシウムのケイ酸塩鉱物であることを示した。AとBを含む試料の赤外線吸収パターンでは、水による吸収は認められたが炭酸による吸収は認められなかったことから、Aには18wt%,Bには14wt%程度の水が含まれていると考えられる。AおよびBの微小部X線回折パターンは類似しているが、Bは3.1Å付近に2本の回折線を持つAと区別される。
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 112-112, 2008
一般社団法人日本鉱物科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205546362880
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- NII論文ID
- 130005008126
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可