ブルーサイトにおける格子定数と水素拡散の同位体効果
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- 富岡 尚敬
- 岡山大学地球物質科学研究センター
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- 奥地 拓生
- 岡山大学地球物質科学研究センター
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- Purevjav Narangoo
- 岡山大学地球物質科学研究センター
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- Guo Xinzhuan
- 岡山大学地球物質科学研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Isotopic effects on lattice constants and hydrogen diffusion in brucite
抄録
本研究では、ブルーサイトの格子定数の水素同位体比依存性と、高温高圧下での水素—重水素相互拡散係数の決定を試みた。ブルーサイトのa軸は水素同位体比に依存せずほぼ一定であるが、Mg(OD)2のc軸はMg(OH)2に比べて0.3%ほど小さい。ブルーサイトの水酸基はc軸に配向しており、OD基の換算質量はOH基より大きいため、OD振動のエネルギー固有値はOH基より小さい。このことが、c軸長の減少をもたらしていると考えられる。1.8 GPa,300°Cの実験の拡散プロファイルから得られたH-D相互拡散係数は10-15m2/sオーダーであった。また、Mg(OH)2中でのH-D相互拡散係数は、Mg(OD)2中のものより4倍ほど大きいことが明らかになった。これは換算質量やc軸の水素同位体比依存性から推測される、ODより大きなOH振動の固有値とも整合的である。
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2012 (0), 123-, 2012
一般社団法人日本鉱物科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205546701056
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- NII論文ID
- 130005468246
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可