大阪府能勢町長谷産の“底面をもつ”高温石英中の<i>c</i>{0001}面のカソードルミネッセンス観察
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- 下林 典正
- 京都大学大学院理学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Cathodoluminescence observation of the growth <i>c</i>-faces in the high-quartz crystals with a basal pinacoid from Nagatani, Nose-town, Osaka Prefecture
説明
天然に産する水晶の形状は、主に錐面(r:{10.1},z:{01.1})と柱面(m:{10.0})で囲まれており、底面(c:{00.1})の出現は極めて稀である。例外的に、米国アリゾナ州Four Peaks産のアメジストなど、限られた産地から底面をもつ水晶の産出が知られており、当地のアメジストについてはカソードルミネッセンス(CL)観察により、溶解によって底面が生じたことが示されているが(Kawasaki et al, 2006)、このような観察例は極めて乏しいのが現状である。本研究では、大阪府長谷産の高温石英のCL観察の結果、溶解ではなく成長の過程で底面が出現している組織が確認されたので報告する。
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2012 (0), 100-, 2012
一般社団法人日本鉱物科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205546713472
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- NII論文ID
- 130005468263
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可