書誌事項
- タイトル別名
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- Warning system to driver in intersection
説明
本研究では人間中心型ITS(Intelligent Transportation System)における情報提示の一つの応用として、交差点での警報システムを想定し、音声による警告の適切な提示方法について実験的に検討した。実験では見通しの悪い交差点を車が右折または左折し、曲がった余端に歩行者と出会うという状況を設定した。その状況を撮影しスクリーン上に投影して、評価する室内実験とその場所で車を運転して行うフィールド実験を行った。撮影車両は電動スクーター(以後、車と表記)で、交差点に車が進入して右折または左折し終えるまでの映像をできるだけ運転者の視線に合わせるようにして撮影した。車が右左折した直後の歩行者の交差点からの位置を4パターン設定した。その各々について、「人が来ます」と言う約0.5秒の音声情報を、5パターンの異なるタイミングで提示した。被験者には映像に合わせて運転操作をするよう指示し、右左折して停止後、音声情報のタイミングについて主観評価を行ってもらった。結果から、歩行者の位置により若干異なるが、車が交差点に進入する直前から3秒から4秒前での音声の情報提示が適当と考えられる。また、アクセル・ブレーキのデータを基に解析した結果、個人差はあるものの音声情報を行うことにより、早めにアクセルを放しブレーキを踏む結果を得た。フィールド実験の結果においても大体室内実験と同様の傾向が確認された。
収録刊行物
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- 照明学会誌
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照明学会誌 87 (Appendix), 124-124, 2003
一般社団法人 照明学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204087860480
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- NII論文ID
- 130006953195
- 130006767626
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- ISSN
- 1349838X
- 21851506
- 00192341
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可