トンネル停電時照明における減光輝度比の検討

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タイトル別名
  • Permissible ratio of the reduced luminance for the tunnel emergency lighting

抄録

停電時照明は、停電時の急激なトンネル内の明るさの低下によって生じる運転者の心理的な動揺, 先行車や壁面への衝突による事故を防ぐことが目的であり、その明るさは国内外において規定されているものの技術的根拠は明らかでない。本論分では100km/hを超える設計速度に対応した減光輝度比(通常時の路面輝度に対する停電時の輝度の比)について検討した。実験は、トンネル照明を減光した直後の先行車の視認性と不安感について被験者に評価をさせる静止実験として実施した。実験の結果、停電時における先行車の視認性は停電前後の輝度比に依存し、不安感は停電後の路面輝度にも依存することがわかった。また、評価尺度:「許容できる」を許容限界とした場合、先行車の視認性, 不安感とも許容限界となる停電前後の輝度比は12.5%程度であった。

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  • CRID
    1390001205547765504
  • NII論文ID
    130006953237
  • DOI
    10.11515/ieijac.35.0.51.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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