光ダクトシステムによる所要照度と省エネルギー効果

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タイトル別名
  • Required brightness and energy conservation in a room daylit by mirror duct system

抄録

光ダクトシステムにより昼光照明を行う住宅での所要照度を明らかにし、光ダクトシステムの省エネルギー効果を検証することを目的として、被験者実験を行った。実験は秋・冬の2回、各4日間ずつ行い、被験者は40名を用いた。被験者は読書とくつろぎの2つの行為に対し、適切と感じる明るさに天井照明を調光した。調光は光ダクトシステムにより昼光照明を行う室と、蛍光ランプによる天井照明のみの室の2条件について行った。 結果、光ダクトシステムからの昼光照度が高いほど天井照明の点灯率は低くなるが、点灯する際には所要照度は高くなった。実験時季、天井照明の光色による有意差は、天井照明点灯率には見られなかったが、所要照度には1%で有意差が確認された。時間帯によって異なるが、光ダクトシステムにより10~80%の照明用電力量が削減可能なことが試算の結果示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205549275392
  • NII論文ID
    130006953698
  • DOI
    10.11515/ieijac.41.0.46.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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