Saturated/unsaturated aldehydes delay nucleotide excision repair
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- IBUKI Yuko
- Graduate Division of Nutritional and Environmental Sciences, University of Shizuoka
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- YANG Guang
- Graduate Division of Nutritional and Environmental Sciences, University of Shizuoka
Bibliographic Information
- Other Title
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- 飽和/不飽和アルデヒド類によるヌクレオチド除去修復の阻害
Abstract
これまでに我々は、たばこ副流煙作用により、紫外線照射後のDNA損傷修復が遅延することを明らかにしている。その原因として、たばこ副流煙中に含まれる反応性の高いアルデヒド類がヌクレオチド除去修復 (NER) 関連因子と結合することが考えられた。アルデヒド類のNERに対する影響を明らかにするため、本研究では、炭素数3~5の飽和/不飽和アルデヒドを用いて、紫外線照射により生成するピリミジン二量体とその修復、ならびに修復関連因子の挙動について検討を行った。<br> ヒト皮膚角化細胞HaCaTに飽和アルデヒド類(propionaldehyde, butyraldehyde, valeraldehyde)と不飽和アルデヒド類(acrolein, crotonaldehyde, trans-2-pentenal) を作用し、紫外線 (UVB:312 nm) 照射24時間後の生存率をtrypan blue法で測定した。飽和アルデヒド類前処理による紫外線感受性の変化は認められなかったが、不飽和アルデヒド類では、単独作用で生存率に影響のない濃度でも、紫外線感受性の劇的な亢進が認められた。紫外線感受性の亢進の原因を調べるため、6-4光産物 (6-4PPs) の生成や修復をELISAで検討した。その結果、6-4PPsの生成に影響は認められなかったが、不飽和アルデヒド類はその修復を大幅に遅延させた。さらに、免疫蛍光染色法 (局所照射法) で同様の実験を行った。照射された部位の6-4PPsフォーカスの生成は飽和/不飽和アルデヒドの有無にかかわらず同じであった。飽和アルデヒド類を作用させた場合、6-4PPsのフォーカスが時間経過とともに修復され、消失したが、不飽和アルデヒド類を前作用した場合は明らかに6-4PPsが修復されず、フォーカスが確認された。さらに、NERの関連因子 (TFIIH) のDNA損傷部位への集積を検討した結果、不飽和アルデヒドを作用させた場合は、TFIIHの集積が阻害された。<br> 以上の結果により、不飽和アルデヒド類は、NER関連因子集積を阻害し、紫外線で生成するピリミジン二量体の修復を遅延させることが明らかになった。
Journal
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- Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology
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Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology 44.1 (0), P-196-, 2017
The Japanese Society of Toxicology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205549851648
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- NII Article ID
- 130006582109
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed