放射測定用アパーチャ開口面積校正装置の開発

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タイトル別名
  • Radiometric Area Calibration Facility for Precision Apertures

抄録

産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)において、ナイフエッジ加工された放射測定用アパーチャに対し、長さ標準にトレーサブルな精密放射測定に基づく非接触式開口面積校正装置を開発した。スペイシャルフィルタによってガウシアンプロファイルに近似させたレーザービームに対し、被校正アパーチャを入射面内にて二次元等間隔に位置決めし、各点毎の透過光強度を積分球に取り付けた検出器によって測定することにより、位置決め座標に基づく開口面積を測定することができる。絶対平面座標は国家標準トレーサブルな校正値を持つ2軸高精度リニアゲージによって決定する。座標軸の非直交性、積分球壁面の不均一性、アパーチャのチルト角決定不確かさに起因する余弦補正係数の不確かさなどが、開口面積校正における主要な不確かさ要因となる。NMIJでは、2007年度中を目処に放射測定用アパーチャ開口面積校正に関する依頼試験の開始を予定している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205550200448
  • NII論文ID
    130006954085
  • DOI
    10.11515/ieijac.40.0.130.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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