オキソアニオン類に対して多様な結合形態を示す蛍光性1,3-ビス(イソチオウロニウム)-ナフタレン誘導体:オキソアニオンセンシングに向けた新しい方法論

書誌事項

タイトル別名
  • A fluorescence-active 1,3-bis(isothiouronium)-derived naphthalene exhibiting versatile binding modes towards oxoanions: new methodology for sensing oxoanions

説明

化学的・生物学的に重要なアニオン種を標的とした分子センサーの合成開発が、機能性ホスト-ゲスト化学分野で魅力的な研究テーマのひとつとなっており、医療・環境分析化学への適用を視野に入れて精力的な検討がおこなわれている。演者らは、いち早くイソチオウロニウム基の電子欠損性とオキソアニオン親和性に着目し、それを蛍光団と分子内で連携させることで光誘起電子移動(PET)型アニオン光学センサーの合成開発をおこなっている。今回、ナフタレンの1,3位にメチルリンカーを介してふたつのイソチオウロニウム基を導入した表題化合物のアニオンセンシング能を調査したところ、オキソアニオン類に対して多様な結合形態が明らかとなった。その現象を解析するとともに、オキソアニオンセンシングに向けた新しい方法論を提案する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205554480384
  • NII論文ID
    130005011012
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.219.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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